ピル(避妊(OC・POP)・アフターピル・月経変更)

低用量ピル(OC 低用量経口避妊薬)

避妊目的の低用量ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類のホルモンを含み内膜を薄く保ち、排卵を抑制すること、頸管粘液を減らし精子の侵入を防ぐことで、妊娠を阻止するお薬です。
副効用として、月経痛・PMSの改善、月経周期の安定があります。
当院では、ラベルフィーユ・ファボワールの2種類を取り扱っております。
(※血栓リスクのある方へは、黄体ホルモンのみのPOPを取り扱っています)

ラベルフィーユ (第2世代レボノルゲストレル)

ホルモン量が段階的に変化させることに。自然周期に近いバランスを実現。不正出血を少なくする。気分が落ち込みやすい方にはこちらがおすすめです。

ファボワール(第3世代デソゲストレル)

ホルモン量は一定です。男性ホルモン作用が少ないため、ニキビや肌荒れ、多毛に悩まれる方におすすめです。

※肌荒れ、不正出血、吐き気、むくみ等の副作用には個人差があります。
継続するにつれてよくなることもあるので、軽度な副作用であれば2~3シート試してみて合わないときは変更も検討しましょう。

ミニピル(POP 黄体ホルモンのみ)

低用量ピルは、たばこを吸われる方、BMIが高い方、40歳以上、血栓症の家系の方、脂質異常症、前兆のある片頭痛のある方などは、血栓症(脳梗塞、肺塞栓など)を発症するリスクが高いためおすすめしてません。
血栓症リスクの高い方には、ミニピル(黄体ホルモンのみの避妊薬)をおすすめします。
当院では、スリンダを取り扱っております。

スリンダ錠

黄体ホルモンのみを含有した国内初のミニピルです。血栓症が心配な方だけでなく、第4世代の黄体ホルモン、ドロスピレノンにより、にきび、肌荒れ、むくみの改善が期待できます。月経痛はもちろんホルモン変化もなく休薬も4日間のみのため、PMSにも効果的です。
不正出血がOCより多いといわれています。

アフターピル(緊急避妊)

避妊に失敗したときなど、性行為後72時間以内に内服することで、排卵を遅らせることで妊娠を阻止すると考えられているお薬です(妊娠阻止率 84%)
当院ではレボノルゲストレル錠 1.5mg を採用しております。
できるだけ早く内服することで妊娠阻止率があがります。
ネットにてご予約がとれないときは、お電話にてご相談ください。

※自費での処方になりますので、ご家族に使用が知られることはございません。
ご家族にご連絡することもありません。
未成年でも処方は可能ですが、悪用防止のためご本人がご来院ください
必ず院内で内服していただいております

月経変更

旅行、結婚式など大事な予定にあたらないよう中用量ピル(プラノバール)を使って月経を変更する方法です。

月経を早める方法

予定を変更したい月の前の月経がきたら、できるだけ早めに受診をしてください。
その日から10日間ほどピルを内服してもらいます。

メリット
大事なイベントにピルを内服しないで過ごせる。
内服後の経血が増えることがない
デメリット
月経後7日目くらいまでに始めないといけない
遅らせる方法より確実性がない
月経を遅らせる方法

次の月経がくる予定日5~7日目前からピルをイベント終了日まで内服します

メリット
出血がない可能性が高い
デメリット
内服開始が遅いと、月経がきてしまう可能性がある
ピルの副作用(吐き気、むくみ、頭痛)などがイベント中にある可能性
次の月経(消退出血)の量が増え、重くなることがある

※どちらも副作用や体調により、うまくいかない場合がございます
低用量ピルを普段から使用されている方は、飲み方を工夫することで、避けることができます。ご相談ください。

プレコンセプションチェック・ブライダルチェック

将来の妊娠にむけて今の自分たちの健康状態を把握し、生活習慣を見直すための検査です。

一般不妊治療(不妊検査・タイミング法・人工授精)

不妊症とは、健康な男女が避妊をしないで性交していたにもかかわらず、1年間妊娠しない場合をいいます。