一般不妊治療(不妊検査・タイミング法・人工授精)

不妊症とは、健康な男女が避妊をしないで性交していたにもかかわらず、1年間妊娠しない場合をいいます。

1年に満たなくても、月経不順がある、タイミングの時期がよくわからない、痛みがあるなど不安に思うことがあれば一度当院でご相談ください。

【不妊スクリーニング検査(女性)】
  • 基礎体温
    基礎体温をつけている方はご持参ください。つけたことがない方は、可能な範囲でつけてみることをお勧めします。
  • ホルモン検査
    月経開始2~5日目に採血をします
  • 通水検査
    月経終了~10日目くらいで子宮頸管からチューブを挿入し、生理食塩水を通し超音波で確認することで、卵管の通過性、内膜ポリープの有無などを確認します
  • 卵胞チェック
    超音波にて卵胞の数や成長をモニタリングし、排卵する大きさになるまでの日数を確認します
  • 排卵チェック
    タイミングをとっていただいて7~10日目に排卵しているか超音波にて確認。黄体ホルモン検査をします。

他、必要に応じて AMH(卵巣予備能検査)、性感染症(淋菌、クラミジア)の検査をします

【精液検査(男性)】

不妊の原因は男女50:50といわれております。
精液の状態によっては治療方法が変わりますので、男性にはできるだけ早めの精液検査をおすすめしております。
当院では、容器をお渡しし自宅で採精していただいた精液を院内で検査いたします。

【タイミング法】

卵胞の大きさを適宜超音波で測定し、排卵検査薬なども使用しながら、タイミングの時期を指導していきます。

排卵がうまくいってない場合は、内服薬、自己注射薬の排卵誘発薬を使用します。

【人工授精】

タイミング法6回程度施行しても、妊娠にいたらない場合、精液に問題がある場合、性交痛がひどい場合などは、人工授精まで当院で行うことができます。
当院の治療で妊娠に至らない場合、体外受精、顕微授精を必要とされる方、早めのステップアップが望ましい、ご希望の方などは、必要に応じて、ART(生殖補助医療)クリニックをご紹介させていただきます。

ピル(避妊(OC・POP)・アフターピル・月経変更)

卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類のホルモンを含み内膜を薄く保ち、
排卵を抑制すること、頸管粘液を減らし精子の侵入を防ぐことで、妊娠を阻止するお薬です。